IoT(Internet of Things)、つまりモノをインターネットに接続したうえで情報を共有する環境は、今後さらに推進されていくことが確実視されています。そもそも国がIoTを推進している面もあり、わたしたちの日常生活においてもIoTの環境と接する機会が多くなっています。結果、IoT関連の仕事は、今後も安定して高い需要が見込めるわけです。

国がIoTを推進しているうえに、社会全体が利便性の向上を求めてIoTを求めている面があるため、よほどのことがない限り需要が失われることはないでしょう。そうなると、エンジニアをはじめとしたIoT関連の職業の将来も明るいと言えます。

さらに、IoTは今後範囲を拡大しながら普及していくことが予想されます。これまでは、一般家庭の家電システムや、企業のセキュリティシステムなどがIoTの代表的な例として挙げられてきました。しかし、今後は例えば自動車や公共の交通機関の自動運転化などにも応用されていくことが予想されており、これまでは想像もつかなかった領域でIoTが活用されていく可能性を秘めています。そのため、IoTエンジニアの需要は、IoTの普及状況に応じて今後さらに急速に高まっていくことさえ考えられるのです。

ただし、IoTが普及・進歩すればするほどIoTエンジニアは高いスキルが求められるようになります。そうした社会のIoTへのニーズに応えられるスキルを持っているかどうか、これがIoTエンジニアが今後も活躍していく上での重要なポイントとなってきそうです。